誇示する人と媚びる人
2004年2月2日産経のコラム、「数字にはワケがある!? 19歳で芥川賞」。
http://www.sankei.co.jp/news/040202/0202bun088.htm
要は、小娘が芥川賞を取ったのが話題作りでなければいーなー、という皮肉が言いたかった模様。
こういった論評はもう耳タコだけど、いつもながら、客観する場合の視点が主観でしかないのではないか、とウンザリですよ。私は文学には興味無いですけど、○○賞なる物が現在では実は大したモンではなくなっている事には気付いてるつもりです。芥川賞だけがそうだとは言いません。どんな分野の賞も、昨今は、それを選考した事に対して選考者が世間からどう評価されるか、という、実は賞と作品の質は二の次な基準で選んでいるんじゃないかと思うんです。つまり今回の芥川賞で言えば、若者の感性を素直に認める先鋭的で寛容なやつ、と評価されたい選考者が、自分の思惑に見合った作品を見つけ出した、って事ではないかと。
そこで思うのは、日本人って媚びる、おもねる事が実に上手い。プライドを保ちつつ実は大衆におもねるのって、結構高等テクニックだと思います。この高いレベルの媚びを世間では「謙虚」と言います。これを突き詰めると民主主義の精神になるんじゃないかとも思いますし、そういった選考者を皮肉る外野席の人の方が物事が分かってないんじゃないかと。
一方、メンツ第一主義の中国人は、この辺りの人間関係で媚びる事は殆ど無いですが、それはそれで阿吽の呼吸、相手も自分も傷付かないよう上手く立ち回っています。これはこれで外国人は真似するのが難しい独特の国民性ですね。
どっちが良いというものではありません。しかし商売、競争に於いては媚びる事は良い結果に繋がりませんよね。・・・頑張りましょう・・。
http://www.sankei.co.jp/news/040202/0202bun088.htm
要は、小娘が芥川賞を取ったのが話題作りでなければいーなー、という皮肉が言いたかった模様。
こういった論評はもう耳タコだけど、いつもながら、客観する場合の視点が主観でしかないのではないか、とウンザリですよ。私は文学には興味無いですけど、○○賞なる物が現在では実は大したモンではなくなっている事には気付いてるつもりです。芥川賞だけがそうだとは言いません。どんな分野の賞も、昨今は、それを選考した事に対して選考者が世間からどう評価されるか、という、実は賞と作品の質は二の次な基準で選んでいるんじゃないかと思うんです。つまり今回の芥川賞で言えば、若者の感性を素直に認める先鋭的で寛容なやつ、と評価されたい選考者が、自分の思惑に見合った作品を見つけ出した、って事ではないかと。
そこで思うのは、日本人って媚びる、おもねる事が実に上手い。プライドを保ちつつ実は大衆におもねるのって、結構高等テクニックだと思います。この高いレベルの媚びを世間では「謙虚」と言います。これを突き詰めると民主主義の精神になるんじゃないかとも思いますし、そういった選考者を皮肉る外野席の人の方が物事が分かってないんじゃないかと。
一方、メンツ第一主義の中国人は、この辺りの人間関係で媚びる事は殆ど無いですが、それはそれで阿吽の呼吸、相手も自分も傷付かないよう上手く立ち回っています。これはこれで外国人は真似するのが難しい独特の国民性ですね。
どっちが良いというものではありません。しかし商売、競争に於いては媚びる事は良い結果に繋がりませんよね。・・・頑張りましょう・・。
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