四面楚歌-インタビュー1
2004年6月11日 時事ニュース何故私が日本の社長に3回の頭を下げての謝罪を要求したか (南方都市報)
http://www.nanfangdaily.com.cn/southnews/shyp/200406100510.asp
作者:姜英爽
「中国女性が日本の社長に盗撮された」事件で、社長の謝罪と損害賠償を要求したjieさん(仮名)は、自尊心を強く持ってようやく他人を尊重させる事ができました、と語りました。
この話の背景
5月9日
日本の徳島でアルバイトをする中国遼寧省新民市の9人の女性が、会社が提供していた更衣室にカメラを発見しました。9人は直ちに警察へ通報、仕事をボイコット(後に4人の女性は仕事への復帰を選択)して所属会社の社長に謝罪及び賠償をするように求めました。この事は中日のメディアに報道されて国内と日本で極めて大きな反響を呼び、中国外交部は事態の発展に関心を示しました。
6月1日
日本の上野安司社長は、中国駐日本大阪総領事館の領事の交渉の元で90度頭を下げ、数人の女性に向って正式な謝罪を初めてしました。
6月3日
中国協商団が女性の家族の賠償請求を持って日本へ赴き、盗撮された女性一人当たり50万元の精神的慰謝料と30万元の名誉的慰謝料を支払うよう、日本の社長に求めました。(注:合計80万元=約1100万円)
6月7日
中国側協商団の協力の元、彼女達は日本の社長から精神的慰謝料と労務的賠償を獲得しました。この日の夕方、5人の女性が中国に帰りました。
この事件中、日本側の謝罪と賠償を求め続けた中国女性のリーダーjieさん(仮名)は、家に帰ったその夜、本紙(南方都市報)記者の電話取材を受けました。
家族には私の泣き顔を見せてしまいました
もし皆の支持が無ければ、私も(要求を)続けられなかったかも知れないです。
記者:jieさん、こんにちは。まずあなたに敬服と祝賀を表します。あなた達は遂に勝利を得て今日郷里に帰りましたが、あなたはきっと凄く感動しているんじゃないですか?
jie:言うなれば、とても嬉しい、でしょう! 中国協商団が私達の件で多くの努力をしてくれました。私達が当初要求した結果を得たかどうかに関わらず、私達は皆とても嬉しいです。祖国の私達に対する関心に大変感謝しています。この(国の援護を受けられる)可能性が(分かった事)が最大の収穫です。
私が飛行機をおりた後、生花が見えて、家族が私を迎えに来てくれたのは格別な想いでした。私が日本に行っていたのは7ヶ月だけですが、多くの事が有ったので、とても長く行っていた様な感じがします。家族が見えた時、私はちょっと泣いてしまいました。
記者:お父さんとお母さんに会って、まず話した事は?
jie:私が帰った事に二人は凄く喜んでいました。そして、こんなにすぐに帰国してしまうなんて、私達は二度とあなたを日本に行かせたくない、と言いました。
記者:皆があなたを支持していたようですが。
jie:もし皆の支持が無ければ、私も(要求を)続けられなかったかも知れないです。
中国人にも良くない人はいる
あなたが私に対して法を犯したら、あなたは私に対して償うべきでしょう。全ての人が皆弱いわけではないんです。しかし大多数の日本人はとても礼儀正しかった。
記者:日本の社長は謝罪して、賠償の協議も成立していますが、あなたはこの結果に満足ですか?
jie:進む一歩毎に困難が有る、と言う事しかできません。私達何人かがこれまで(要求を)続けてくるのは簡単な事ではありませんでした。今もまだ一つの件に明確な結果が出ていませんし。
記者:聞くところによると、あなた達の得た賠償は求めた数字と比較べて大きな開きが有るそうですが。
jieさん:これが解決するかどうかは、実際には私が決める事はできません。私達は国内に帰って来ましたが、まだ労務公司(派遣仲介会社)との問題にも直面しなければならないんです。私はすぐにでも動けますから、これをできるだけ早く解決して区切りを付けたいです。私のこの行動のわけ、メディアは気丈さだと言ってるみたいですが、そうじゃないんです。私は私自身の為になるよう考えているだけです。
記者:何故そのような話を?
jieさん:もしこういった事情・・このような自分の帰国要求や、(謝罪と賠償について)日本と争うを努力を怠ったら、私は自分に何も得られなかったんじゃないかと感じているので。
記者:あなたが言うのは経済上の?それとも精神上の?
jie:(少し考えて)これは・・曖昧にしておきます。私はこのような目に遭い、謝罪を受けるのは当然で、経済上得られるものは得るべきなんです! あなたが私に対して法を犯したら、あなたは私に対して償うべきでしょう。実は皆心の中ではそういう事(金目当ての行為だという事)を思っているんでしょう。国内まで国外みたい!
記者:あなた達の出した額は50万元の精神的慰謝料と30万元の名誉的慰謝料、逆に労務(公司への)弁償も有りますが、これらの数字を出したのはどのような考えに基づいてですか?
jie:私にはこの数字が必要で、脅そうとするものではありません。日本人だからなのかも知れないですが、彼らは私達が東アジアの弱者だと感じています。それは100年前の人はそう考えたかも知れませんが、100年後の今も、やはりある人はこのように考えている様です。しかし私は彼らに知らせたいと思っているんです。私達中国人にも口煩い(謝罪と賠償を要求する)人が居るんだという事を。
記者:あなたはいじめを受けたと感じたから相手はあなたに償うべき。中国人だって外国人だってその人が良い人との保証は無い。そういう事ですか?
jie:そうです。全ての人が皆弱い(泣き寝入りする)わけではないんだと。
記者:あなたは日本でのこの7ヶ月間で、日本人の多くが友好的だと感じますか? またこの社長のような友好的ではない人は多いと感じますか?
jie:はい。私は(7ヶ月であっても)明確に感じています。日本人にはあの様な良くない人はとても少ないです。私達の接触した日本人は多くないですけど、それでも大多数の日本人の私達への感情は悪くありませんでした。彼らは大変礼儀正しくて、思ったよりも親切でした。私達がスーパーへ買い物に行った時、彼らは皆親切に私達に向って挨拶してくれました。だから私は本当に、私達のこの一件が両国の関係に影響を与えるかも知れないのが残念なんです。
http://www.nanfangdaily.com.cn/southnews/shyp/200406100510.asp
作者:姜英爽
「中国女性が日本の社長に盗撮された」事件で、社長の謝罪と損害賠償を要求したjieさん(仮名)は、自尊心を強く持ってようやく他人を尊重させる事ができました、と語りました。
この話の背景
5月9日
日本の徳島でアルバイトをする中国遼寧省新民市の9人の女性が、会社が提供していた更衣室にカメラを発見しました。9人は直ちに警察へ通報、仕事をボイコット(後に4人の女性は仕事への復帰を選択)して所属会社の社長に謝罪及び賠償をするように求めました。この事は中日のメディアに報道されて国内と日本で極めて大きな反響を呼び、中国外交部は事態の発展に関心を示しました。
6月1日
日本の上野安司社長は、中国駐日本大阪総領事館の領事の交渉の元で90度頭を下げ、数人の女性に向って正式な謝罪を初めてしました。
6月3日
中国協商団が女性の家族の賠償請求を持って日本へ赴き、盗撮された女性一人当たり50万元の精神的慰謝料と30万元の名誉的慰謝料を支払うよう、日本の社長に求めました。(注:合計80万元=約1100万円)
6月7日
中国側協商団の協力の元、彼女達は日本の社長から精神的慰謝料と労務的賠償を獲得しました。この日の夕方、5人の女性が中国に帰りました。
この事件中、日本側の謝罪と賠償を求め続けた中国女性のリーダーjieさん(仮名)は、家に帰ったその夜、本紙(南方都市報)記者の電話取材を受けました。
家族には私の泣き顔を見せてしまいました
もし皆の支持が無ければ、私も(要求を)続けられなかったかも知れないです。
記者:jieさん、こんにちは。まずあなたに敬服と祝賀を表します。あなた達は遂に勝利を得て今日郷里に帰りましたが、あなたはきっと凄く感動しているんじゃないですか?
jie:言うなれば、とても嬉しい、でしょう! 中国協商団が私達の件で多くの努力をしてくれました。私達が当初要求した結果を得たかどうかに関わらず、私達は皆とても嬉しいです。祖国の私達に対する関心に大変感謝しています。この(国の援護を受けられる)可能性が(分かった事)が最大の収穫です。
私が飛行機をおりた後、生花が見えて、家族が私を迎えに来てくれたのは格別な想いでした。私が日本に行っていたのは7ヶ月だけですが、多くの事が有ったので、とても長く行っていた様な感じがします。家族が見えた時、私はちょっと泣いてしまいました。
記者:お父さんとお母さんに会って、まず話した事は?
jie:私が帰った事に二人は凄く喜んでいました。そして、こんなにすぐに帰国してしまうなんて、私達は二度とあなたを日本に行かせたくない、と言いました。
記者:皆があなたを支持していたようですが。
jie:もし皆の支持が無ければ、私も(要求を)続けられなかったかも知れないです。
中国人にも良くない人はいる
あなたが私に対して法を犯したら、あなたは私に対して償うべきでしょう。全ての人が皆弱いわけではないんです。しかし大多数の日本人はとても礼儀正しかった。
記者:日本の社長は謝罪して、賠償の協議も成立していますが、あなたはこの結果に満足ですか?
jie:進む一歩毎に困難が有る、と言う事しかできません。私達何人かがこれまで(要求を)続けてくるのは簡単な事ではありませんでした。今もまだ一つの件に明確な結果が出ていませんし。
記者:聞くところによると、あなた達の得た賠償は求めた数字と比較べて大きな開きが有るそうですが。
jieさん:これが解決するかどうかは、実際には私が決める事はできません。私達は国内に帰って来ましたが、まだ労務公司(派遣仲介会社)との問題にも直面しなければならないんです。私はすぐにでも動けますから、これをできるだけ早く解決して区切りを付けたいです。私のこの行動のわけ、メディアは気丈さだと言ってるみたいですが、そうじゃないんです。私は私自身の為になるよう考えているだけです。
記者:何故そのような話を?
jieさん:もしこういった事情・・このような自分の帰国要求や、(謝罪と賠償について)日本と争うを努力を怠ったら、私は自分に何も得られなかったんじゃないかと感じているので。
記者:あなたが言うのは経済上の?それとも精神上の?
jie:(少し考えて)これは・・曖昧にしておきます。私はこのような目に遭い、謝罪を受けるのは当然で、経済上得られるものは得るべきなんです! あなたが私に対して法を犯したら、あなたは私に対して償うべきでしょう。実は皆心の中ではそういう事(金目当ての行為だという事)を思っているんでしょう。国内まで国外みたい!
記者:あなた達の出した額は50万元の精神的慰謝料と30万元の名誉的慰謝料、逆に労務(公司への)弁償も有りますが、これらの数字を出したのはどのような考えに基づいてですか?
jie:私にはこの数字が必要で、脅そうとするものではありません。日本人だからなのかも知れないですが、彼らは私達が東アジアの弱者だと感じています。それは100年前の人はそう考えたかも知れませんが、100年後の今も、やはりある人はこのように考えている様です。しかし私は彼らに知らせたいと思っているんです。私達中国人にも口煩い(謝罪と賠償を要求する)人が居るんだという事を。
記者:あなたはいじめを受けたと感じたから相手はあなたに償うべき。中国人だって外国人だってその人が良い人との保証は無い。そういう事ですか?
jie:そうです。全ての人が皆弱い(泣き寝入りする)わけではないんだと。
記者:あなたは日本でのこの7ヶ月間で、日本人の多くが友好的だと感じますか? またこの社長のような友好的ではない人は多いと感じますか?
jie:はい。私は(7ヶ月であっても)明確に感じています。日本人にはあの様な良くない人はとても少ないです。私達の接触した日本人は多くないですけど、それでも大多数の日本人の私達への感情は悪くありませんでした。彼らは大変礼儀正しくて、思ったよりも親切でした。私達がスーパーへ買い物に行った時、彼らは皆親切に私達に向って挨拶してくれました。だから私は本当に、私達のこの一件が両国の関係に影響を与えるかも知れないのが残念なんです。
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