大連の天気だけ特別

東北と内モンゴル地区、40年ぶりの最も深刻な干害 (TOM新聞)
http://news.tom.com/1002/2004619-1012053.html

今年の春以降、内モンゴル東部、吉林西部、遼寧大部分ではこの40年で最も深刻な干ばつが発生しています。夏季に入り、高い気温と少ない降雨量で乾燥した状態が続き、これらの地区の災害が深刻になっています。
内モンゴルでは、赤峰、通遼、興安盟の災害情況が最も深刻。中でも赤峰市は昨年から現在までの降雨量はたった49mm、興安盟に至っては10mmに届きません。この為赤峰では13基のダムは既に干上り、大部分の中小の川は水が枯れ、動物の飲み水が足りなくなっています。遼寧西部の錦州、葫芦島等では已む無く多くの水田を畑に変えました。数ヶ月続く干ばつで食糧が豊かな吉林さえも耕地被災面積が3448万畝(注:約230万ha)にまで達しました。これらの地区は災害の情況を緩和する為に次々と措置を取り、干害防止を行っています。
吉林省西部南の白城市の8つの村では、春以降雨が降らず乾燥している為、6月に入ってもまだ田植えができていない土地が5百畝(約33ha)以上有ります。災害を最小限に抑える為に現地政府は七十数本の井戸を掘り、積極的な田植えを呼び掛けています。
吉林省の干害防止費用は既に5億元に上っており、耕地に3万の小さい井戸(？)を開けています。遼寧も1.37億元を支出、7万台以上の水車を耕地の灌漑用に設置、農民には噴出用の通路(穴？)を作って苗を成育させるようにとしています。内モンゴル、遼寧、吉林は人工雨(を降らせる作業)も行っています。各地には災害に対しての助成が行われていますが、被害状況が深刻な為、関連した灌漑用の機械設備、電力設備、井戸、ディーゼルエンジン、ポンプ等は依然非常に不足しています。気象部門は10日間予報で、華北、東北には降雨が有るが、殆どはただのにわか雨で降水量は多くないので、これらの地区の干ばつは続くだろう、としています。

増水さえ気にしている大連は特別な状態なんですね。