上海に追い付け!

2004年7月15日
第3回中国カートゥーン産業フォーラム、業界のスターが大連に集結 (天健網-捜狐)
http://www.runsky.com/homepage/dl/cities/userobject1ai458792.html

今年はカートゥーン(アニメや漫画やキャラクター商品の総称)活動がとても盛んで、全国の多くの都市で市民参加のカートゥーンの展示が行われています。これらはカートゥーンの発展の為にとても良い傾向と言えます。その中でも3回目となる中国カートゥーン産業フォーラムは異彩を放っています。中国のカートゥーン産業を推進するのは市場化、産業化、国際化であり、国内や海外の大型企業の産業基盤に高い能力で共同参加したいところです。

<政府は産業の発展を支持する>
中国カートゥーン産業フォーラムは当初から中央宣伝部、文化部、広播電視総局、情報産業部等のそれぞれ政府関連部門の強い支持を受けていましたが、今回は更に大連市政府の強力なバックアップも得て、その援護体勢は中国唯一の国家級ソフト交易回や大連ソフト交易会に並ぶものとなっています。

<参加者にとって製作者の声はビジネスチャンスの宝庫>
中国カートゥーン産業フォーラムの参加者は広範で、アニメーション関連業界の交流の場でもあります。出席者はテレビ局、アニメーション会社、学院と大学、ビデオ、玩具、投資機関等の各業界の代表です。それはアニメーション業界のシステムを整え、投資の機会を創り、国際交流と協力を強化して規範となり、中国のアニメーション産業が国際競争力を拡大するよう作用するでしょう。また本フォーラムは中国のアニメーション産業就業者の声を反映する舞台でもあります。2003青島カートゥーン産業フォーラム以降、カートゥーン芸術委員会参加組織の一つである広播電視総局はアニメーション産業就業者との折衝に入っており、政府主管機関の方策が現実のビジネスの機会を提供したと言えます。

<大企業が協力を求める>
中国カートゥーン産業フォーラムの招待客は当業界や国家を代表する企業です。例えば、国内の投資会社である湘財証券、アニメーション産業のお手本とも言える湖南三辰カートゥーン、苦労の末に巨額の融資を得た上海阿凡提国際動画公司、アニメーション教育界の代表の北京電影学院動画学院広東玩具協会、中国版権協会等の国内の各アニメーション関連業界代表が第2回のフォーラムに参加しています。中央電視台、北京電視台、上海電視台等も本フォーラムに出席し、アニメーション作品のネタを探していす。海外からも日本、韓国、フランス、ドイツ、カナダ、アメリカ等の代表が参加し、国内のアニメーション業の認可を受けています。第1回フォーラムに招待のオスカー賞選考委員であるベッキー女史は、北京大学軟件(ソフトウェア)学院数碼(デジタル)芸術学部主任に招聘され、オスカー賞のアニメーション短編映画賞獲得者である中国系アメリカ人の肖永亮博士は北京師範大学芸術与(〜と)伝媒(マスコミ)学院副院長に招聘されました。その他、参加した海外ゲストは中国でも知名度を上げる事が出来ます。これは本フォーラム招待客とフォーラム自体の(アニメーション)業界での地位を反映していると言えます。

<国際交流がマーケットを開拓する>
今回の中国カートゥーン産業フォーラム、これはトップのデジタル映像フォーラムになりますが、講演者も更に広範に亘って招かれています。
一部を除きゲストは1・2回目から続けて参加しており、今回は更に多くの新しいゲストが招待されています。その中にはドイツ国家映画博物館館長でドイツの映画事業の権威タイトロープ・ジェシン氏、アメリカTurbine社理事長兼代表取締役のジェフリー・アンダーソン氏、アメリカTurbine社映画制作総監督でゲーム版ロード ・オブ・ザ・リング、アスロンの呼び(?)の総監督のジェシカ・マリガン氏、電気通信マスコミ国家事業総局世界メディア部特別顧問の渡辺哲也氏、韓国アニメーションプロデューサー協会の総監督Kouh-JungLee氏、アメリカカリフォルニア州立大学ロングビーチ分校教授でデジタル芸術家のゴリー氏、EmilyCarr芸術マスコミ学院教授のマーティン・ローズ氏、Film&TelevisionAcademy HFF映画学院アニメーション学部主任のワインバーガー氏、世界的著名プロデューサーでアニメーション製作者、また特殊効果の達人としてスパイダーマン2、ターミネーターの2、モータルコンバット、ScaryMovie〜絶叫計画3、FACULTY(邦題無し)、フリントストーン等を手掛ける、特効デジタル芸術指導のAlison等が居ます。多くのゲストが中国のこういった活動に参加するのは初めてで、デジタル芸術界に大きな影響の有るSIGGRAPH会長も大連へ来て中国アニメーションの国際ルートを広く開拓する事に参加するかも知れません。この盛大なフォーラムでは、デジタル映像産業の中で新しい協力関係に参加する事ができ、互いの産業の発展が期待できます。

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