鉄道が瀋大高速に対抗

瀋陽大連間が2時間ちょっとに (大連日報-瀋陽今報)
http://www.daliandaily.com.cn/gb/daliandaily/2004-08/16/content_394029.htm

瀋大高速道路が間も無く開通となります。これに対し瀋陽大連間の鉄道も負けておらず、鉄道部門は瀋大鉄道に弾丸列車の導入を準備しています。来年、乗客は弾丸に乗ると瀋陽から大連まで2時間しか必要としなくなります。
現在、25本の列車が瀋陽大連間を運行しています。発表によると、瀋大の電化鉄道は秦(秦皇島)瀋に継ぐ高速旅客輸送鉄道路線で、瀋陽の鉄道関係部署は10億元以上の資金を拠出してこの路線、機関車、駅等の改造を行うと決定しました。
現在既に、全長約400kmの瀋陽大連間の電化鉄道改造工事は施工されています。瀋陽鉄道管理局内の工務部門は担当区域内の路線を真面目に、また大胆に選別、点検をし、I、II型の枕木の交換を行っています。次いで瀋大区間のシームレス線路指揮部も創設され、来年10月に施行予定の全国鉄道の第6回大スピードアップに備えます。この線路改造は今年末に終わり、完成後は貨車の時速も現在の80km/h足らずが120km/hまでアップする事が可能です。2006年末には煙(煙台)大鉄道連絡船が運行し始め、東北地区の貨物輸送は長江地区までの場合で16時間も節約する事が出来る様になります。
漏れ聞こえるところでは、中国内で開発された「藍箭」「先鋒」「長白山」の3種類の弾丸列車が運行する予定で、瀋陽局担当区域内で慎重に試運転が行われています。来年、その中の1つが瀋陽大連間を運行する見込みです。この列車は2時間ちょっとで全行程を走り切る事が出来るとされています。
弾丸列車は「軌道上の空中客車」と称され、設計上の列車の時速は200km、車輌の外観は流線型をしています。3種類の列車の客車内施設は豪華で、航空機のような座席が有り、シートに寄りかかるとリクライニング出来、席の下部は足乗せが設けられ、着席後は小さいテーブルが出て飲食器を置く事が出来、更にトイレは洋式と和式(中国式？)の両方が用意されています。
それ以外に、これら車輌はインテリジェント化を具現化しており、1枚でも扉がきちんと閉まっていなければ列車はスタート出来ません。この列車の価格は8000万元以上になります。