1万6千時間かけて作られた「天才卓球少女」福原愛 (新華網)
http://news.xinhuanet.com/olympic/2004-08/17/content_1807774.htm

「天才だから大丈夫なんて事は無い、練習しないとダメになります」 愛ちゃんママは愛ちゃんが「天才卓球少女」と呼ばれる事に対してこの様に語りました。15歳の愛ちゃんは多種多様な寵愛を一身に背負い、1万6千時間もの苦しい練習に耐えてきました。
愛ちゃんは3歳9ヶ月の時に兄の古いラケットを持って卓球を始めました。彼女の監督は卓球チームに居た彼女のママでした。愛ちゃんはママの決めた目標までネットに向かって球を打ち、毎日その前日よりも多くのセットをこなしました。結局愛ちゃんは1ヶ月に100セットをこなす事となります。
4歳2ヶ月の時、愛ちゃんは初めての試合に参加しました。その時彼女の身長はやっと1mほどでしたが、ジュニア用の卓球台の高さは66cm。愛ちゃんはまるで卓球台に整然と置かれた胸像のようでした。しかも試合は練習とは違い、打球は速く、嫌な角度に飛んで来ます。愛ちゃんは頭よりも大きいラケットを空振りしてしまいます。結果、彼女の華やかであるべきデビュー戦は2分ほどで終わってしまいます。2回目、3回目も負けました。愛ちゃんは場内を泣いて走ってママの下へ帰っていました。
それから愛ちゃんは毎日の練習時間を2時間に増やし、1000セットをこなしました。5歳になる頃には、自分より年上の選手を負かす事が出来る様になりました。15歳の愛ちゃんの現在までの累計練習時間は既に1万6千時間にまで達し、これは大体25歳ぐらいの普通の選手が達成する練習量に相当します。
愛ちゃんは17日にオリンピックで3回目の勝利を得、中国の名選手の高軍(アメリカ籍)に4対0で勝ちました。愛ちゃんの今回のオリンピックの願いは「全力で毎試合を戦って、どんな悔いも残さない」です。

愛ちゃん、相変わらず中国でも人気有ります。18日の4回戦では韓国の金[日景]娥選手に敗れましたが、北京五輪でまだ19歳。3回戦で勝った高選手と同じ歳まで選手を続けるとすると、あと5回もオリンピックに出られる計算です。余裕余裕〜。