環渤海経済圏へ

2004年8月8日
中国電信、環渤海経済圏を注視 (半島晨報)
http://bdcb.lnd.com.cn/show.php?id=6610

8月5日、中国電信の「環渤海経済圏国際電信業務交流会」が大連で開催されました。これは大連をはじめとする環渤海経済圏の経済発展都市が通信に於いても発展している事に注目していると言えるでしょう。
今回の開催は天津、大連、青島の3地が候補地でした。中国電信集団関係者の説明では、環渤海経済圏は東北アジア経済圏の中心として日々成長している地域であり、中でも大連は重要な位置を占めています。経済、都市建設の発展が急速で、ソフトウェア等IT産業も発展しており、国際的な通商にも強い。これらは大連の通信の発展の余地を一層広げている事を表しています。中国電信は今回の会議を通して環渤海経済圏の国際企業と良好な協同関係を作りたいと考えています。
多くの有名企業が今回の会議に参加する他、瀋陽、丹東、鞍山等の代表も会議の研究討論に参加します。中国電信は自社のワンストップサービスと国際企業各社の需要に合った電気通信サービスについて詳しい紹介を行いました。

最近この「環渤海」という単語をよく目にします。大連は東北3省という括りから抜けて、次のステップへ向かっている様にも見えます。
大連に中国第2位となる20億元の高層ビル (新華網-北国網)
http://www.ln.xinhuanet.com/dalian/2004-08/07/content_2640590.htm

遼寧省大連市は、現在中国で最も高い上海金茂大廈に次ぐ高さの大連国貿中心大廈(国際貿易センタービル)を建築します。このビルは大連の全く新しい目印となる建物になるでしょう。
大連国貿易中心大廈建設には大連宏孚集団が20億元を投資し、場所は大連市中心部の友好広場西側、大連金座大廈と隣接する事になります。国貿大廈は地下5階、地上78階建てとなり、占有面積は10160平方m。メインタワービルの最上階の高度が358m、最も高い部分は420mです。床面積は28.6万平方mとなり、中には会議、商業展示、交易取引、商業情報センター、ホテル等の施設が在ります。
調査によると、現在中国で最も高い建築物は上海の金茂大廈で、高さ425mで、大連国貿中心大廈の420mよりも高いです。現在大連市で最も高いのは世界貿易大廈で、高さは250m余です。大連国貿中心大廈は今月末に着工の運びです。