大連のイメージ戦略

2004年4月13日
大連『浪漫之都』の名誉の冠す (大連晩報)
http://www.dlwb.cn/dlwb/news/jsp/shownews.jsp?id=39878

珠海、杭州、青島、揚州などを抑え、大連が『浪漫之都』の称号を得ました。
全国ブライダル業委員会の史氏は、旅順口区の桜花之旅組織委員会と大連市婚姻家庭建設促進委員会の招待を受け、11日に行われた市のブライダル業シンポジウムに出席しました。史氏は「大連の環境、気候、人柄、ブライダル業の現状を鑑みると、大連は結婚式に最も適した都市で、『愛情』が大連のブランドの一つにもなり得る。大連はこの1年余り、同じ様に『浪漫之都』の(商標?)登録を申請する珠海、杭州、青島、揚州などの都市と競ってきたが、世界一の『浪漫之都』であるパリにも引けは取らないだろう」と述べ、大連が『浪漫之都』である事を認める形となりました。
全国ブライダル業委員会は今年3月に創立された全国の結婚関連業界の唯一の管理機構。ここで大連が『浪漫之都』を謳う事を許されると、紹介コピーに『浪漫之都』を使う事ができます。これは単に大連の特色を表すだけではなく、大連は恋人達の憧れる場所だとするなどの売込みが予想されており、全国の新婚旅行勧誘などに大変有利に働くと考えられます。大きな経済効果が期待できます。

大連には他にも『北の香港』『アカシアの街』などの呼び名が有ります。
東北アジア経済圏のハブを目指す大連空港 (大連晩報)
http://www.dlwb.cn/dlwb/news/jsp/shownews.jsp?id=39940

大連空港は7億元を投じて拡張工事が進んでおり、2005年の使用開始を予定しています。これにより、2005年には離発着数を4万5千機、旅客数441万人、取扱貨物量15万トン、2010年には離発着数6万機、旅客数700万人、取扱貨物量30万トン、以上を目標に掲げ、全国の空港ベスト10入りを狙います。国内外に83航路、乗り入れ航空会社は15社に上り、2005年当初でもピーク時には1時間中り2350人、年間では500万人、離着陸数4万8千機のキャパシティが持てる見込みだそうです。

成田、仁川には輸送量は及びませんが、民間経営である大連空港は離発着費用などで競争に打って出るかも知れません。中国は自国産大型旅客機(A380の模様)計画も発表していますし、暫くは航空関係の情報は要注目です。